2012年5月27日 (日)

岩魚の移送5/27

 【 鮎釣りで使うD社の友バック、岩魚の移送には便利。 】01_2

 釣った岩魚を生きたまま運ぶには、鮎釣り用の 『 友バック 』 を使っています。折りたためるので、不要の時はリュックにしまっておけます。釣った岩魚と水を入れて、渓流を遡行するのです。手提げ紐が付いているので持ちやすく、缶と違って変形自在なのも渓流では助かります。1mほどの紐もあって、木に結んで漬け置きもできます。両手を使わなくても行けるような時には、手に持ったまま陸路を遡行します。新鮮な水と入れ替えながら、遡行して行くのです。

 【 暖かい日の運搬を可能にした、保冷剤とナイロン袋。 】03

 問題は両手が使えないような難所での遡行で、友バックはリュックに収納することになります。岩魚を生かしたままにするには、どうしたら良いかです。暑い夏の日、養魚場で放流用の岩魚を購入したことがありました。そのとき、私の缶に氷をポンと入れてくれました。 『 これで長い間大丈夫ですよ 』 と、その人は言っていた。それ以来、岩魚を長時間運搬するときには氷を入れています。気温が35度以上にもなる猛暑日でも、岩魚はピンピンしています。

 【 簡易バッグでも、一日たってもその保冷力は落ちない。】02

 その氷ですが、最初は飲料水の入ったアルミ缶を凍らせて使っていました。子供の遠足に行ったときです、夕方になっても缶の中の氷を溶かしながら飲んでいる姿を見て思いついたことです。でも渓流釣りでは、さすがに保冷力はなくなってしまいます。ネットオークションで強力な保冷剤を見つけてからは、それを使っています。金魚などの運搬に使う分厚いナイロン袋も、転用品の一つです。

 私の 『 暖かい日の長時間の岩魚の運搬方法 』

 ① 金魚移送用のナイロン袋に、水と岩魚を入れる。

 ② クーラーバッグで持って来た、強力な保冷剤を入れる。

 ③ 岩魚、水、保冷剤の入ったナイロン袋を、

    鮎釣りで使う 『 友バック 』 に入れる。

 ④ 念のために土嚢袋に入れてから、リュックの中に入れる。

 リュックはかなり重くなるのですが、両手が自由になって難所の遡行が可能となります。この方法でたくさんの岩魚を放流して来ました。放流場所は、沢筋が一番良いようです。それも、誰も越えられそうもない滝上が最適です。

 今日の釣りの準備は出来たのですが、あとは高齢の母親が起きるのを待っています。母親が起きてから、2時間後に出発できることでしょう。 『 岩魚が待っているので、早く起きて! 』 。

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2012年5月26日 (土)

小さな沢に入る5/26

 【 渓流で釣った岩魚を持って、川幅1mもない沢に入った。 】06_2

 今日は渓流で岩魚を釣って、その岩魚を小さな沢に放す計画です。土曜日なので他に釣り人がいるかなと心配したけれど、車がないので誰もいないようです。時間は午前11時過ぎなので、今日は終日貸切状態の渓流となりそうです。こうなれば、あとは自分の腕の見せ所。計画通り元気な岩魚を確保して、誰も入らない小さな沢に放流するだけです。

 【 倒木で造られたミニダム、時々尺岩魚が回遊していた。 】07

 家を出たのは午前10時半ごろ、車を走らせていると強烈な睡魔に襲われた。山道の路肩に駐車して少し休んでいると、そのままぐっすりと眠ってしまった。やはり疲れがたまっているのでしょう、今週は釣りだけでなく仕事にも相当力を注いできた。自分の大きないびきで目が覚めた。約20分ほど眠ったようで、再び車を走らせたが眠気はすっかりとれていた。

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 車から離れて林道を1時間ほど歩く、それから釣りの開始。最初の落ち込みは広いプールですが、岩魚の隠れ場所がない。掛かってくる岩魚は、7寸ほどの小型です。大型が1匹、プールを1周してから小さな石の陰に入って行った。水量が少ないので、大型は用心深くなっているようです。次の落ち込みは少し小さなプールですが、深さは十分です。岩陰から仕掛けを投じると、9寸ほどの良型が掛かった。

【 沢に入る前の釣り場、大型の岩魚は姿を見せなかった。 】04_2

 その岩魚とやり取りをしていると、私の目の前に尺岩魚が現れた。しばらく、私の前でうろうろしていた。私も目のやり場に困っていると、そのまま岩陰に消えて行った。手前の浅場にいたようで、私が掛けた岩魚の動きに誘われて出て来たのでしょう。その尺岩魚を見ていたら、今日は尺岩魚を釣るのは難しそうだと思った。今日の岩魚達が捕食している餌でなければ、彼らは信用しないことでしょう。

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 この2か所の落ち込みで、10匹ほどの岩魚が手に入った。どの岩魚も針掛かりが良くて、すこぶる元気です。その岩魚を持って、小さな沢に入った。川幅は1mにも満たない小さな沢で、釣り人は誰も入らないような沢です。昨日の雨にもかかわらず、この沢も水量は少なかった。遡行は容易で、滝を登るにもほとんど濡れずにすんだ。歩いていると、足元から小型の岩魚が3~4匹固まって走る。

 【 9寸ほどの岩魚を掛けていると、尺岩魚が姿を見せた。 】05

 静水に目をやると、小女子ほどの大きさの稚魚もたくさんいる。この沢では、岩魚が自然繁殖しているのです。標高千メートルを超える山が水源なので、夏でも水が涸れないのでしょう。午後3時半まで遡行してから、深みのある落ち込みの中へすべて放した。元気に泳いで行く岩魚を見ていると、大きな尺岩魚が現れた。突然の来客に驚いているようです。

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 繁殖を祈りながら帰路についた。明日の日曜日は、源頭の釣りを計画しています。今日の釣りでは、顔の周りを虫がしつこく飛び交った。まだ噛むほどではないのですが、この虫 ( ブユ ) にかまれると大変です。明日は防虫ネットと、虫よけスプレーは持参した方が良いでしょう。それと源頭での釣りなので、短竿もあった方が良い。明日の 『 源頭の岩魚釣り 』 に思いを馳せながら、林道を下って行った。

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2012年5月22日 (火)

連続する滝5/22

【 標高1000mを越える山に向かって、渓流は続いている。】01

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 福井市内は25度の夏日になったが、山は20度位で涼しい。仕事が午前中で終わっても、渓流釣りに行くのは少し躊躇する。疲れがたまっていて、それに風邪気味で身体が辛い。身体が重くても、頭の中では渓流釣りのイメージがどんどん膨らんでいく。気が付いたらハンドルを握って、渓流へと車を走らせていた。今日の渓流釣りも日課の如く、特別なモチベーションは何もなかった。

【 滝が連続する渓流を行く、岩魚は滝下に集まっている。 】03

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 車を降りてから林道を約50分歩く、坂道になっているので少し辛い。でも、山道に比べたら随分と楽です。標高650m付近で渓流シューズに履き替えて、登山靴は他の人から見えないように木の後ろに隠す。今日はスカイツリーの開業日、634mの高さは驚異的です。ここは海抜650mですが、スカイツリーは地面からの高さなのですごい。私も、トラブルが終わる1年後くらいに行ってみたい。

【 尺岩魚が釣れた滝、ここにたくさんの岩魚が泳いでいた。】02

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 渓流へ降下してから、遡行を開始する。今日の渓流は滝の連続で、嫌が応にも大物への期待が高まる。でも尺岩魚は1匹だけで、あとは8~9寸の岩魚ばかりでした。岩魚を掛けると、その後ろからたくさんの岩魚が追いかけてくる。岩魚が群泳しているのが、肉眼でも良く見える。私が今いるこの渓流は、岩魚の魚影が濃い。その岩魚たちは、滝下に集合している。

【 納竿となった滝、掛かった岩魚を何匹も追いかけてきた。】04

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 午後1時ごろから開始した釣りなので、アッと言う間に時間が経ってしまう。もう、午後4時近くになってしまった。大きな滝を目の前にして、さらなる奥を目指したいと言う欲望が湧いてくる。でも、今日の釣りは無理を押してやって来たのです。自分の身体の限界を考えると、潔く退却すべきでしょう。帰り支度を済ませてから、滝壺から脱出する方法を考えた。登って来た岩は、下りにはとても危険です。

【 帰り支度をしたが、これからどうして滝壺を脱出するか? 】05

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 右岸はかなり高くまで切り立った崖で、高巻きのルートも見えない。左岸も岩肌だが、一部分低い木々が絡まるように生い茂っている。木々が生い茂っているのは、そこをよじ登れる可能性が高い。ナイフで何度もつる性の枝を切りながら、落下しないようによじ登って行く。リュックがつるに引っかかって立ち往生する。何度もつるを払いながら、やっとの思いで滝の上に出た。そこは林道になっていて、帰りは下りで楽だった。

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2012年5月20日 (日)

緑一色の源流5/20

 【 黄色のマークの山の谷間に入った、そこは緑の渓流。 】01

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 日曜日の今日は、地区の体育祭の日です。私は役員ではないので午前11時頃失礼して、緑にあふれる渓流へ行った。役員をしていた時には、一日中テントの中にいて辛かった。最後に 『 リレーで走れ 』 と言われた時には、こんなことは2度と嫌だとつくづく思った。渓流も楽ではないが、苦も無く行ける。私は根っからの 『 川好きな人間 』 で、毎日でも川通いしたいのです。渓流は今緑一色で、気候的にも一番良い時期です。

 【 渓流に降りて最初のポイント、直ぐ岩魚の反応がある。 】04

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 林道から渓流へは難なく下りられた。そこには岩魚のいそうな落ち込みがあって、仕掛けを入れると8寸ほどの良型が掛かる。ネットインした岩魚の写真撮影をしていると、直ぐ横から黒い小魚が走り去る。型は小さいが、岩魚がうじゃうじゃいるような気配がする。平坦な渓相を遡上していくと、渓流の両脇から、たくさんの黒い魚が上流へ走って行く。 『 岩魚はうじ虫のように湧いてくる 』 と言った人がいたが、今歩いている渓流はまさにそんな状態です。

 【 どこかに尺クラスがいると思っていたら、ここで掛かる。 】06

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 この分では今日は尺岩魚に出会えるな~と思っていたら、下のポイントでその尺岩魚が釣れた。景色全体は緑色をしているのですが、掛かった岩魚も 『 緑色の尺岩魚だ 』 が第一印象だった。お腹もポンポンに膨らんでいて、よほど餌をたくさん食べているのでしょう。ここに来るまでにも、私の仕掛けを黙ってみているだけの岩魚もいた。この渓流は餌が豊富で、岩魚も選り好み ( 好き嫌い ) が激しいのでしょう。

 【 段差のない渓相だったが、いきなりゴーロ帯に入った。 】08

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 源流なのに段差の少ない平坦な渓相を不思議に感じていたら、いきなり険しいゴーロ帯に突入した。正面に垂直に切り立った滝が見えたので 『 ここでUターンか 』 と思って近づくと、それは渓流に注ぎこむ沢で右側に本流があった。ルートを考えながら、険しい岩を乗り越えていく。岩魚はたくさんいて、小型の岩魚は、浅いところで遊んでいるようです。私が近づいても、直ぐには逃げない。あまり人が来てないので、警戒心が薄いのでしょう。

 【 大きな滝下で納竿、滝の上へは直登りできそうだった。  】10

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 時間も迫ってきて、目の前には越えられそうもない大きな滝がある。ルートを確認してみると、ほぼ中央から突破できそうです。でも明日からの仕事を考えると、今日はここで潔く納竿です。私の釣りは、 『 毎日少しの時間だけ 』 で十分なのです。釣った岩魚の放流する場所は、もうすでに決めてあった。ここへ来るまでに小さな沢があって、そこまで持って行く。生かし魚籠の中の岩魚はとても元気で、緑のトンネルのような沢の入り口にすべて放した。

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2012年5月19日 (土)

緑深き渓流5/19

 【 今日岩魚釣りで入った渓流は、深い緑に埋まっていた。 】01

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 緑の中の岩魚釣りに、今日も出かけた。歩けなくなった母親の精密検査が、昨日あった。病院の中を車椅子で移動していたら、半身不随だった父親のことを思い出した。母は骨や関節には異常がなく、神経痛の可能性が大きいということだった。それを聞いて、私達の心の中にも一筋の希望が見えた。病院から戻って、直ぐに渓流釣りの準備をしておいた。それで今日の釣行は、午前10時前には家を出ることができた。家から車で20kmの所に、目指す渓流がある。

 【 林道から降りた所は、岩魚の居そうな落ち込みだった。 】02

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 駐車場に着くと、登山者の車が沢山あった。渓流沿いの尾根は登山道になっていて、土日は登山客でも賑わうところです。私は登山道へは行かずに、渓流沿いの林道を行く。大きなクマよけラッパを吹きながら、深い緑の中を歩く。坂道なのに汗はかかない。気温が低く、今日は最高の登山日和です。左手に見える尾根は、きっと登山客で一杯でしょう。森林浴にピッタリの気候です。

 【 木々の緑を映して、渓流は綺麗なエメラルドグリーンに。 】03

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 曲がり角にきたので何度もラッパを吹くと、下って来た一人の登山客に出会った。この時間では、早朝の登山客は帰ってくる時間なのでしょう。それに、最近新しい登山道が出来たと聞いた。周遊コースができたので、この林道は帰りに利用できるのです。熊の心配がなくなったと、ラッパはリュックにしまった。約40分歩いたところで、渓流シューズに履き替えた。深い緑に覆われた渓流へと降下した。

 【 目の前に現れたナメ滝、流速が早く岩魚はいなかった。 】04

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 降下点は、格好のポイントだった。早速仕掛けをセットして投じると、型の良い岩魚が2匹掛かった。今日の渓流の流れは、とても綺麗で美しかった。深い緑に反映して、エメラルドグリーンに輝いている。尾根から見る雄大な景色も素晴らしいが、谷間の中の渓流も魅力的です。どちらも日本の5月の山が作り出す、自然の造形美です。心が吸い込まれていくような、神秘的な空間です。

 【 ナメ滝の上にあった深い落ち込み、ここも反応がない。 】05

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 岩魚の反応も良く、8寸前後の型揃いが良く釣れた。どの岩魚も十分な体力を持っていて、水生と陸生の両方の昆虫を捕食しているようです。深い緑に反映して、緑がかった肌色をしている岩魚もいた。深い川底や岩陰にいるせいか、黒っぽい地肌の岩魚もいる。岩魚は保護色を持っていることはないと思いますが、それぞれ自分の棲家の色を肌に取り込んでいる。

 【 午後4時ここで納竿、ここでは岩魚が群れで泳いでいた。】06

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 帰る時間を30分もオーバーして、納竿となった。この先もまだまだ渓流は続き、尾根筋の登山道へと延びている。時間があれば、そこまで遡行して ( 沢登り ) みたいものです。少し下流に、小さな沢があった。大きな堰堤でふさがれているが、その上流は岩魚が生息できる流れとなっている。そこへ釣った岩魚を、死んだ1匹以外のすべてを放した。渓流から上がると、直ぐ林道に出た。もう、私が最後の下山者だった。

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2012年5月16日 (水)

溪は癒しの空間5/16

 【  源流の岩魚釣りで出会う溪谷は、癒しの空間です。 】08

 静かで誰もいない渓流、今日も竹田川へ出かけた。今は午前中で仕事が終わるので、午後からは自由な時間となっています。家でゴロゴロするのも良し、お金を持たずにショッピングに行くも良し。近所をブラブラと散歩するのも、悪くない時間の使い方です。でも私にとって最良の時間のつぶし方は、源流釣りです。岩魚のいる源流は、身も心も癒される空間です。竹田川の溪谷は、私の要望に応えてくれる渓流です。

 【 林道を30分程歩く、ここで渓流シューズに履替える。 】03

 龍ヶ鼻ダムは静かなたたずまいの中にあった。ダムサイトの道路を通って、駐車場に車を止める。辺りには車は見えず、今日も誰もいない静けさです。山竹田の部落から奥まっているせいか、勝山などで見られる車の往来はまったくない。着替えを済ませて、登山靴で林道を歩き始める。時間は午後1時半で、今から30分ほど林道を歩いて登って行く。途中木の切り出し中で、山仕事の人達の邪魔にならないためです。

 【 昨日の雨にもかかわらず、渓流の水は綺麗で平水。 】04

 小さな小屋と案内板がある広場まで来て、ここで渓流シューズに履き替える。すぐ下の渓流に降りて、釣りの開始です。昨日はかなり強い雨が降っていたのですが、渓流の水はきれいで水量も多くない。穏やかな渓流で、遡行も難しくない。雪代も終わって陸生昆虫の捕食中ということで、岩魚は平瀬に出ていると読んだ。前方に堰堤があって、その下には大きなプールもある。そこへ行く前に、その手前の石のたるみに仕掛けを投じてみる。

 【 小さなポイントでも良型が掛かってきて、魚影は濃い。】05

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 予想通り岩魚の当たりがあって、型の良い岩魚がヒットする。手元に寄せて、手で仕掛けをつまみながらポケットからデジカメを取り出した。暴れる岩魚を見ていると、ポチャンと反転して逃げて行った。バレたのだ!最近の釣行では、必ずと言ってよいほど最初の岩魚はバラシてしまう。今日もそのジンクス通りの結果となった。どうせ放流するのだからと、気をとりなおす。堰堤下のプールでは、小型しか掛からなかった。

 【 午後4時ここで納竿、フキを採取しながら渓を下る。 】09

 午後4時過ぎまで遡行して、大きな滝下で納竿となった。家を出たのは正午過ぎで、それからの4時間は 『 癒しの時間 』 でした。帰り支度が終わっても、しばらく 『 癒しの空間 』 をじっくりと味わった。夕方になると熊が出没するので、帰る決断をする。渓流の中州に水フキがあったので、袋一杯収穫した。もとの小屋に戻って、また登山靴に履き替える。腰の鈴2個とリュックの鈴4個を鳴らしながら、林道を下って行く。

 【 林道脇に置いてあった捕獲用の金網、熊が出没する。】10

 静かな空気の中に、何か獣の気配を感じていた。自分には見えないが、自分が見られている気配です。気のせいと言うこともあるのですが、不気味な静けさが自分の心配を煽った。時刻と場所を確認しているとき、背後で大きな獣の叫び声が聞こえた。振り向くと、斜面の木々が大きく揺れて、その下で大型の獣が動いている。カモシカでないのは叫び声で解っていた…。

 【 ダム湖の湖面を泳ぐ大きな魚、鯉かそれとも岩魚か?】11

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 熊が威嚇する声でなく、熊が恐怖で逃げて行くときに発する声に似ていた。とにかく大きな獣で、大型のイノシシかも知れなかった。私が林道を下っているときに、とっさに脇の茂みに身を伏せていたのです。その前を通り過ぎて行く私を見過ごしてから、大きな叫び声を上げて茂みの中を移動して行ったのでしょう。とっさに取った私の行動は、後ろ向きになって後ずさりしながら林道を下っていた。

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 向かってきたら反撃するつもりで、後ろ向きになって動く木々を見ながら林道を下って行った。幸い、その獣は茂みからは出てこなかった。それにしても 『 牛の叫び声 』 にも似た、その獣の大きな吠える声は初めて聴く声でした。私が最初に熊に出会ったときは、恐怖で頭のてっぺんから血の気が引いて行ったものでした。その後私が学んだ対処法は、決して 『 敵意 』 を見せないこと。

 【 ダムは渓流に生息する生物を、上下流に遮断する。 】01

 車に戻って着替えながら、先ほどの出来事を振り返った。人のいない静かな山には、獣も集まってきていることを知っておくべきだ。特に朝夕の時間帯には、その危険性が大きい。帰りにダムの湖面を覗いてみると、大きな魚が何匹も泳いでいた。黒っぽい魚で、鯉か岩魚と考えられます。時々反転するのですが、その柔らかい身体の曲がり具合から察するに岩魚と思われます。

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 竹田川漁協の年券は、5,000円と少し割高です。それは鮎と渓流が一緒になっているからです。つまり、渓流券で鮎釣りもできるということです。竹田川で遊ぶ人にとっては、この方が便利かもしれません。福井県内のどの河川でも使える総合券があればと、私は常々思っています。でも漁協によっては反対の意思 ( セクト意識 ) が固いようで、実現不可能な理想論のようです。

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2012年5月14日 (月)

竹田川漁協の渓5/14

 【 解禁の龍ヶ鼻ダムでは、また大規模な崖崩れが起きた!】02

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 竹田川は、九頭龍川の河口部で合流している1級河川です。龍ヶ鼻ダムができる前は、よく遊びに行った渓流でした。渓谷美がすごくて、釣りよりも渓流遊びに熱中したものでした。ダム工事が始まってからは、私はほとんど行かなくなった。去年まで土砂崩れで通行止めになっていて、ダム上流は禁漁にもなっていた。今年はその修復工事も終わって、通行止めや禁漁の標識はとりはずされた。

 【 迂回路を通って竹田川の渓流へ、巨岩が転がっている。 】06

 【 ポイントごとに良いサイズの岩魚が掛かる、魚影は濃い。】02_2

 でも新たにダムの右岸中央付近で、大規模な土砂崩れが発生していた。幸い左岸側の迂回路があって、竹田川の上流へは行くことができる。今度の土砂崩れも、相当な規模です。修復工事は、数年かかるものと思われます。以前の渓谷美を知っている私にとって、こうした崩落事故を見るにつけ 『 このダムは、本当に必要だったのか? 』 と思わざるを得ません。

 【 山野草もかなり覚えてきた、これはラショウモンカズラ。 】08

 【 虫が飛び交っていて、浅場ではライズする岩魚もいた。 】03

 午前中で仕事が終わったので、午後から竹田川へ渓流釣りに出かけた。山仕事の人達の邪魔になってはと、車はダムサイトに駐車した。渓流沿いの林道を、周りの景色を見ながらのんびりと歩く。工事車両がなくなったところから、渓流に降りて釣りの開始です。ここは岩魚の渓で、第一投目から小型の岩魚が掛かる。浅い静水にも、たくさんの岩魚の姿が見える。

 【 午後4時ここで納竿、この先も魅力的な落ち込みが続く。】17

 【 短い時間の渓流釣りでしたが、強い岩魚の引きを体感。 】04

 今頃の岩魚の食性は、水生昆虫から陸生昆虫に変わっているはずです。私の周りにも、いろんな虫たちが飛んでくる。 『 パシャ 』 と、岩魚のライズも聞こえてくる。雪融けがすんだ竹田川の渓流も、春から夏へと変わりつつあります。渓流脇の切り立った岩は、東尋坊と同じ綺麗な柱状節理です。巨岩がゴロゴロしていて、源流部から崩落してきたものでしょう。竹田川流域の山々の成り立ちに、自然と思いが馳せる。

 【 綺麗な柱状節理、竹田川流域の山の成り立ちは…?】05

 【 ダムの湖面には、大きな岩魚がゆっくりと泳いでいた。 】

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 釣りを始めて約1時間が経った、午後4時に納竿です。私の家から龍ヶ鼻ダムまで、約20Kmの道程です。今から帰宅しても、夕方6時前には家に着きます。この竹田川から福井市内の自宅までは、意外と近い距離です。林道を降りて来ると、山林従業者の人達も、仕事を終えて帰るところでした。ダムサイトを車で走っていると、湖面に大きな岩魚が何匹も泳いでいるのが見えた。

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2012年5月11日 (金)

霧雨の岩魚釣5/11

 【 山頂には雲が掛かっていて、山は霧雨が降っていた。 】03

 車外の温度は11度でしたが、山に立つと体感温度はもっと低く感じられた。正確に測ったわけではないのですが、今日の山の気温は相当低かったのではないだろうか。大雨は降っていなかったので、渓流の水量はそれほど多くなかった。ウェーダーにヤッケと、真冬並みの服装で車を離れた。直ぐ山道に入って、目指す滝壺まで歩く。最近荒れ気味で、急な斜面と相まって危険度は高い山道です。

 【 車を降りてから直ぐ山道に入る、荒れていて危険な道。】10

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 今日はノコギリ持参で、道をふさぐ倒木を除去していく。以前は地元の山菜採りの人も多く、しっかりとした道だった。でも最近は山菜採りの人の姿は、ほとんど見られなくなった。よく転落事故があった山道で、地元の人達からも敬遠されてしまったようです。最初は気にならなかった霧雨ですが、だんだんと雨粒が大きくなってきた。道をふさぐ草木についた雨滴で、身体中がびしょ濡れになって来た。

 【 山は深い緑に覆われていた、尾根から見る山の風景。 】14

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 最初の尾根まで、約1時間ほどかかった。それから3つ目の尾根を越えたところで、渓流へと道は下りていた。少し休憩をとった後、ほとんど消えかかった渓流沿いの山道を更に進んで行く。山は深い緑に包まれていて、谷間の雪もほとんど消えていた。渓流の水量は、以前よりも増していた。相変わらず霧雨が降っていて、気温も低い。歩いていても寒さを感じるほどで、汗ひとつかかない。

 【 徐々に増水していった渓流、山頂ほど雨が強く降った。】16

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 雪起こしが終わったばかりのようで、木々の枝には雪の塊が付いていた。古い山道は、崩れた岩石などで消えかかっている。所々の木々が切られているので、かろうじて道跡がわかる。以前、私が切った切り株もある。歩き始めてから2時間ほど経った頃、目的の滝壺に到着した。霧雨と滝しぶきで、滝下に立つと寒気が襲ってくる。流れ出しから仕掛けを投じると、黒い魚体が追いかけてきた。

 【 斜面は一面のカタクリ、ゼンマイは誰も取りに来ない。 】02

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 ネットインすると、8寸ほどのアメマス系の岩魚だった。福井の岩魚は、日光系の岩魚です。アメマス系の岩魚は、特に源流部では珍しい。誰かが放流したものか、それとも突然変異種なのか定かでない。冷たい水に洗われて、肌が白っぽい。それに腹は真っ白で、居着きの岩魚でもない。見れば見るほど、不思議な岩魚です。何か、ドラマを秘めた岩魚のようです。

 【 険しい山道を2時間も歩いて、やっと目的の滝壺へ。 】04

 同じようなアメマス系の岩魚が、もう一匹釣れた。その後は日光系の岩魚ばかりで、最長寸は9寸止まりだった。時間はまだ午後2時で、この滝上への遡行も考えられるところです。でも今日の寒さは、私に引き返すことを促していた。身体の芯が冷えていて、帰る時間も考えると帰るのが正解です。遅い昼食をとって、急いで帰路につく。行きと同様、帰りも危険な道であることに変わりはなかった。

 【 福井の渓流では珍しい、アメマス系の岩魚が釣れた。 】07

 急な斜面を草木を掴みながら歩くのですが、手の指に力が入らなくなって来た。指先が冷えて、血行も悪くなっているのです。それに、来るときにかなりの力を消耗してしまったようです。 『 ゆっくり進めば大丈夫… 』 と、繰り返し自分に言い聞かせながら歩き続ける。足元から聞こえる渓流の音は、大きくなっているように感じた。多分、水量も増してきているのでしょう。

 【 大型はいないのか、それとも濁流の中にいるのか? 】08

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 上の方で、規則正しい音が聞こえる。生物の息遣いというより、何かの機械が動く音のようです。もちろん、上にも下にも人工物はない。福井の渓流にある林道も、ここには無い。耳を澄まして聞くのですが、確かに聞こえてきます。一応、こちらも鈴を鳴らして警告を発しておく。峰を一つ越すと、その機械的な音は聞こえなくなった。草木を掴む腕力は、ほとんど無くなって来た。

 【 岩魚釣りよりも、深い緑に圧倒された渓流釣りだった。】12

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 最後の尾根にさしかかると、太くて美味しそうなワラビの新芽がでていた。今年は、まだワラビは収穫していなかった。お土産にと、尾根筋を歩きながら、5束ほど収穫した。いよいよ最後の下りにかかって、残る力を全て出した。 『 ゆっくりで良いから安全に… 』 と自分に言い聞かせながら、急な岩肌を後ろ向きに降りて行く。ここから転落死したという新聞記事を、何度も読んだことがある。

 【 少し下流の落ち込みでも、小型しか掛からなかった。 】18

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 峰を降り切ったところから、雨も上がって陽も差してきた。身体も少し暖かくなってきた。油断してはいけないと、より慎重に最後の山道を進む。目の前に私の車が見えてきた。その頃には、頭の中は真っ白になっていた。疲労もピークになっていた。足も攣る ( ケイレン ) 寸前で、この分では運転中に痙攣を起こすかも知れない。足に力が入ると直ぐケイレンを起こす可能性があるので、身体に力を入れずに着替えた。

 【 帰りの尾根筋でワラビが出ていたので、5束程収穫。 】01

 着替えが終わって運転席に座ると、気分も落ち着いてきた。辛かった 『 霧雨の中の岩魚釣り 』 はもう終わったのだと、何度も心の中で繰り返した。時間は午後5時前で、この時間だったら帰宅時間に間に合う。後は、運転中のケイレンにだけ注意すればよい。帰りに見る九頭龍川本流は、かなりの増水でした。太平洋岸の河川では、鮎釣りが解禁になるそうです。日本海側の九頭龍川は、鮎の川になるのにはまだまだ先です。

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2012年5月 5日 (土)

源流の岩魚5/5

 【 中央に見える山の左側の谷が、今日入渓した谷です。 】12

 昨日は、福井も一日中雨だった。気温も低く、4月上旬の寒さでした。今日はお天気の予報ですが、渓流は昨日の雨による増水が予想されます。連休中に行ってみたい源流があって、岩魚釣りは出来なくても良いからと出かけた。九頭龍川本流は増水で、薄い濁りも入っていた。途中の支流は、わずかな増水と濃い濁りでした。私が目指した渓流は、思ったほどの増水でなく、水も綺麗だった。

 【 車を降りて山道を歩く、30mほどの眼下には渓流が。 】04

 相変らず、遅い山行きです。車を離れたのは、正午過ぎでした。車が一台駐車してあったのですが、山菜採りの人のようです。足跡は普通の長靴で、渓流用のフエルト底でなかった。しばらく山道を歩く。この渓流の先に、昔2軒の家があった。その人たちの生活道だったせいか、しっかりとした山道です。左手の下には、今日入渓する渓流が流れている。覗いてみると、水量はそれほど多くなかった。

 【 ずっと昔、この山道の先に2軒の家があったと聞いた。 】05

 山道が渓流に交わっている場所から、今日の釣りの開始です。丁寧に釣ってみるのですが、なかなか岩魚の当たりがない。時折掛かって来ても、小型ばかりです。大型は、まったくいない。新旧の足跡はないのですが、どうも釣りきられてしまった感じです。まだ雪があるときに、ここへ釣り人が入ったことが考えられます。それなのに、自分でも不思議なほど心の動揺はなかった。

【 入渓した場所は一枚岩のナメ滝、ここから釣り開始です。】06

 それは、初めての渓流でワクワクしていたからでしょう。ずっと以前から来たかった渓流で、そこに今立っている自分に十分満足していた。この渓流は源流域になるのですが、とても易しい渓相です。荒れた様子もなく、落ち込みも魅力的なものばかりです。渓流脇は全体に地下水が流れていて、ワサビやコゴミの群生が至る所で見られます。ワサビは丁度花が咲いているところです。

 【 源流と言っても入渓者が多く、小型の岩魚が掛かる。 】02

 今日は気温が20度以上ということで、渓流シューズでの釣行です。足が水に濡れると、冷たさが伝わってくる。雪融けの冷たさで、我慢出来ないくらいです。陸に上がっても、濡れたズボンはなかなか乾かない。高度が高いので、気温が低いようです。それにいつの間にか、曇り空になっています。黒雲もあって、今にも雨が落ちてきそうです。やはり、山の天気は信用できない。

 【 比較的やさしい渓流で、岩魚が居そうな落込みが続く。 】07_2

 昨日は、北アルプスでたくさんの人達が遭難したそうです。薄着だったので、低体温症による事故だと報じられていた。山は厚着とかして、しっかりとした防寒対策をする必要がある。それと、ブユがたくさん飛び交っていた。まだ攻撃性は持っていないようで、顔や手の周りを飛び交うだけでした。ときどき皮膚に付くのですが、それでも噛んでくることはなかった。でも、防虫網が必要です。

 【 相変らず掛かってくるのは、いかつい顔の小型の岩魚。】01_2

 静水には、小型の岩魚が定位している。私が姿を見せないと仕掛けに乗るが、姿を見せると決して仕掛けを銜えようとしない。源流の岩魚の特性で、どこの源流でも同じ行動を見せる。少し大きい落ち込みでのことです。流れ出しに仕掛けを投じたが、反応がないので竿を立てて仕掛けを引っ張った。その瞬間、落ち込みから真っ黒な岩魚が突進してきた。尺前後の岩魚だった。

 【 渓流の両脇は地下水が豊富で、ワサビとコゴミの群生。】10

 渓流脇の斜面全体に、沢のような流れがある場所にやってきた。足元の倒木に、キノコが生えていた。立木にも、茶色のキノコがある。私が一番好きな、 『 冬のキノコ 』 です。外国名はウインターマッシュルームと言われるキノコで、日本名は何かご存知ですか?店頭にもあるキノコですが、栽培物と野生では一番大きく異なっていることで有名なキノコです。あのもやしのような、エノキタケです。

 【 このキノコの名前は?野生のエノキタケなんですよ。 】09

 冬雪の下からも生えてくるキノコで、雪の下という異名もあるくらいです。福井の源流では、4~5月ごろよく見られるキノコです。一時期、このキノコに熱中した時があった。どんな日本料理にも合うキノコで、釣りそっちのけでこのキノコを探し回った思い出がある。残雪が残る真っ白な原っぱに、小判でも散りばめたように生えている様に感動したものです。野生のエノキタケをご存知の方は、かなりの渓流マンと言えるでしょう。

 【 この落ち込みで納竿、釣った岩魚はここで放流した。 】08

 釣果は満足のいくものではなく、小型ばかり10匹程度です。時間が午後3時を回ったので、納竿にした。綺麗な落ち込みで、ここで生かし魚籠から手網に岩魚を移した。どの岩魚も元気いっぱいだった。流れに放すと、落ち込みの中へと消えて行った。道具類をリュックに仕舞って帰り支度をしたが、エノキタケを採集する用具だけは手に持った。相変らず曇り空で、辺りも薄暗くなった。

 【 結局釣れた岩魚は小型ばかり、入渓者の多い源流? 】13

 エノキタケを採集していると、下流の方に人の姿が見えた。近づいてみると、山菜採りの老人だった。ワサビの塔 ( 花茎 ) を摘んでいると言っていた。この渓流については良く知っている方で、いろいろと昔のことなど教えてくれた。暗くなると、熊が出てくるとも言っていた。今は熊の怖さよりも、雨が落ちてくる怖さ ( 冷え ) の方が心配です。お礼を言って、先に帰路についた。

 【 逆さ富士ならぬ、逆さ荒島岳。田植えが始まった。 】11

 車に戻って着替えると、少し暖かさが戻ってきた。5月の初旬では、福井の渓流はまだ寒い。日によっては、ウェダーで濡れない対策が必要です。帰りに見る田圃風景は、田植えの真っ最中です。夏が近づくこれからの季節は、稲の成長と歩調を合わせて移り変わって行きます。明日の福井は雨の予報に変わって、連休の晴れ間は今日が最後となった。今日の源流釣りは、寒かった以外は疲れが全く残らない易しい釣行でした。

 【 エノキタケは冷凍保存ができるキノコ、今日は瓶詰め。 】13_2

 上の写真は、翌日に処理したエノキタケです。雪の中から出るだけあって、冷凍保存ができるキノコです。今回は採集が遅かったので、1瓶だけの収穫でした。

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2012年5月 3日 (木)

四季折々の花5/3

 【 庭で育てている四季折々の花を、玄関に飾っています。 】01

 私の庭で育てている花木を、四季折々に玄関に飾っています。道行く人に見ていただきたいのと、玄関の戸を逆方向に開けないためです。最初は 『 盗まれるのでは… 』 と、家族に反対されました。でも、今までそんな被害には遭っていません。知り合いの方だけでなく、見知らぬ人からも 『 綺麗ですね 』 と声を掛けられます。丹念に育てた苦労が、報われる瞬間です。今は藤の花を飾っていますが、今年も綺麗に開花しました。

 【 1畳ほどの小さな花壇ですが、今はオダマキの白花が… 】03

 花木を育てていて一番の苦労は、害虫の駆除です。薬が弱すぎると、毛虫たちには効き目がありません。反対に、薬が強すぎると草木が枯れてしまいます。水の量を多めにして散布薬を薄めて、薬を弱めにして何度もコマメに散布するのが一番良いようです。でも私には、そんな時間の余裕が無いのが現実です。お天気の良い時が最適なのですが、そんなときこそフィールドへと外出している私です。

 【 南向きの小さな庭では、今日はつつじが咲いています。 】04

 草木の病気は、いまのところないようです。そのせいか、病気のことについては、ほとんど無知の私です。肥料についても、ほとんど知識がありません、一年を通して、肥料やりは行っていません。それでも、私の庭の草木は綺麗に開花してくれます。人間と同じで、ある程度自由にしておく方が却って良いようにさえ思えます。剪定は、伸びすぎたら適当に切っているだけです。

 【 牡丹の花も綺麗に咲いた、後ろの花はマーガレット。 】06

 今年も、庭の花木は四季折々の風情を楽しませてくれることでしょう。山の草木の開花は、私の庭の草木と若干の遅れがあります。それでも、山の季節を思い遣るには十分です。山で採集してきた、山野草も立派に育っています。松の木の下には、夏の終わりにキノコも生えます。福井市内にある私の庭の花木は、遠く離れた山々の 『 季節の情報 』 をも教えてくれます。

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